山口大学物質構造研究グループ

 山口大学物質構造研究グループは、大学院理工学研究科の物性物理学の研究スタッフを 中心とする研究グループです。 「物質の構造と物性の研究に関する教育研究の拠点形成」を目指し、磁性体、誘電体、高分子・有機分子などさまざまな物質についての構造物性の基礎研究および関連する教育 を行っています。 物質構造研究グループでは、現在までの研究活動によって蓄積してきた研究成果、 専門知識、X線構造解析を中心とした構造解析技術等を社会に広く提供し、それらを さまざまな分野で活用していただくことで、基礎研究分野から社会に貢献したいと考 えております。

[物質構造研究グループの活動目的]

○種々の物質の構造物性研究拠点形成
○物質構造科学の基礎知識や材料構造解析技術・解析手法を習得した人材育成
○材料構造解析技術や設備の維持・継承・充実
○学内外を対象とした材料構造解析に関する教育支援
○学内外を対象とした材料の固体構造・固体物性に関する研究開発支援
物質構造解析研究会の運営

[物質構造研究グループスタッフ]

各スタッフの研究内容などは各スタッフのページ(リンク)をご覧ください。

構造相転移物理学
 笠野裕修 准教授
 重松宏武 准教授(教育学部)
誘電体物理学
 朝日孝尚 教授
磁性物理学
 繁岡 透 教授
 藤原哲也 助教
高分子物理学
  山本 隆 教授
  野崎浩二 教授
  浦上直人 准教授

山口大学物質構造研究グループに対するご意見、ご要望は以下にお願いいたします。
e-mail: nozaki(の後に@yamaguchi-u.ac.jp)

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物質構造研究グループの平成22年度研究活動業績

[構造相転移・誘電体グループ]

論文・総説・書籍
1. K. Nishiyama, T. Hanamoto, H. Shigematsu, K. Kitada, K. Iketaki, T. Kaji, and M. Hiramoto, "Morphology of Rare-Earth (Y, Sm) Nanostructures Synthesized by the Surfactant-Assembled Method", Chemistry Letters (2010) 974-975.

2. T. Yamaguchi, S. Gotou, T. Miyoshi, H. Kasano, T. Mitsui, T. Kurihama, F. Shimizu, and M. Takashige, "Dilatometric Study of Ferroelectric Rb2CdI4 Monoclinic Crystal Grown by Czochralski Method.", Ferroelectrics, No.402, (2010) 156-162.

国際会議等
1. N. Koshiji and H. Mashiyama, "Ordering Process in Sodium Nitrite Observed by Neutron Diffractometry", 第8回日韓強誘電体会議(2010/8/3-6, 姫路)

2. H. Mashiyama, T. Miyoshi, T. Asahi, Hi. Kasano, Y. Noda, and H. Kimura, "Fourier Map Study of Normal-Commensurate Phase Transition in {N(CH3)4}2MnCl4", 第8回日韓強誘電体会議(2010/8/3-6, 姫路)

3. H. Mashiyama, "Vanishing Soft Optical Mode in Phonon Spectrum of Ladder Lattice Model", 第10回日露強誘電体シンポジウム(2010/6/20-24, 東京工業大学・すずかけ台キャンパス)

4. H. Shigematsu, K. Nomura, K. Nishiyama, T. Tojo, H. Kawaji, T. Atake, and H. Mashiyama, "Structures and Phase Transitions in Rb2MoO4 and Rb2WO4", 第10回日露強誘電体シンポジウム(2010/6/20-24, 東京工業大学・すずかけ台キャンパス)

学会・研究会等
1. 増山博行, 三好烈麗, 重松宏武, 木村宏之, 野田幸男, 「NaNO2の零点振動と局所ポテンシャル」 日本物理学会2010年秋季大会(2010/9/23-26, 大阪府立大学)

2. 越地尚宏, 三好烈麗, 増山博行 「TMATC-Mn III相のmonoclinic twinを考慮したMEMによる電子密度分布の測定」 日本物理学会2010年秋季大会(2010/9/23-26, 大阪府立大学)

3. 増山博行, 「構造解析でみる核密度 ― 核は古典的粒子?」 第17回 中国四国北部九州地区誘電体セミナー(2010年12月11日、山口大学)

4. 秋本知志, 三好烈麗, 笠野裕修, 増山博行, 「重水素化過沃素酸ピリジニウムのU-V相転移について」 第17回 中国四国北部九州地区誘電体セミナー(2010年12月11日、山口大学)

5. 三好烈麗, 増山博行, 「正方晶KH2AsO4の中性子構造解析」 第17回 中国四国北部九州地区誘電体セミナー(2010年12月11日、山口大学)

6. 河村幸彦, 松下能孝, 田中雅彦, 三好烈麗, 増山博行, 「KDPの強誘電相転移における電子密度と核密度」 第17回 中国四国北部九州地区誘電体セミナー(2010年12月11日、山口大学)

7. 渡辺圭一, 西山弘祐, 重松宏武, 西山 桂, 「希土類−有機ハイブリッド集光アンテナの有機ナノゲル中における発光物性評価」 日本化学会第91春季年会(2011), 神奈川大学横浜キャンパス 2PA-46

8. 西山 桂, 花本貴志, 小山浩輝, 重松宏武, 嘉治寿彦, 池滝何以, 平本昌宏, 「希土類元素16種を骨格としたナノ構造体(ロッド・アレイ)の界面活性剤鋳型法による合成 」 日本化学会第91春季年会(2011), 神奈川大学横浜キャンパス 1D7-09

9. 重松宏武, 西山 桂, 「A2BO4型誘電体におけるソフトモード出現と結晶構造の関係」, 日本中性子科学会 第10回年会講演概要集 p34.

10. 内田由美子, 吉岡真志, 重松宏武, 「銅線の電気抵抗の温度変化 −中学校理科における発展学習に向けた定量的考察 −」, 第59回日本理科教育学会中国支部大会発表論文集 p33

11. 吉岡真志, 内田由美子, 佐々木英樹, 重松宏武, 「小学校第6学年理科 単元「電気の利用」で用いる教材開発のための基礎研究  −手作り平行板コンデンサの製作−} 第59回日本理科教育学会中国支部大会発表論文集 p34

12. 西山 桂, 渡邊 圭一, 高田 慧, 重松宏武, 「クマリン153の有機ナノゲル中における構造と溶媒和ダイナミクス」, 第33回溶液化学シンポジウム 溶液化学シンポジウム要旨集2010, P70

13. 西山 桂, 渡辺圭一, 高田慧, 重松宏武, 「フェノール類がスタックした有機ナノゲルの構造と光物性」, 第6回LSWシンポジウム 20011年1月7日(金) 北海道大学

14. 重松宏武, 「A2BO4型誘電体におけるソフトモード出現と結晶構造の関係」, 第17回中国・四国・北九州地区誘電体セミナー 2010年12月11日(土) 山口大学

15. K Nishiyama, K. Takata, and H. Shigematsu, "Solvation dynamics of organogels detected by means of time-correlated single-photon-counting method", 4th Mini-Symposium on Liquids, June 6, 2010 Kyushu University

16. 増山博行, 三好烈麗,秋本知志, 「KH2AsO4の水素座標の決定とKDPとの比較」 日本物理学会第66回年次大会(新潟大学)[震災のため概要集による文書発表]

17. 河村幸彦, 松下能孝, 田中雅彦, 三好烈麗, 増山博行, 「KDPの強誘電相転移での電子密度と核密度」, 日本物理学会第66回年次大会(新潟大学)[震災のため概要集による文書発表]

[高分子物理学グループ]

論文・総説・書籍
1. T. Yamamoto, "Molecular Dynamics in Crystallization of Helical Polymers: Crystal Ordering and Chirality Selection", Understanding Soft Condensed Matter via Modeling and Computation ( Series in Soft Condensed Matter, World Scientific, Ed. D. Andelman and G. Reiter) (2010) 133-177.

2. T. Yamamoto, "Molecular dynamics simulations of polymer crystallization in highly supercooled melt: primary nucleation and cold crystallization", J. Chem. Phys. 133, (2010) 034904(1-10).

3. T. Yamamoto, "Molecular Dynamics of Reversible and Irreversible Melting in Chain-Folded Crystals of Short Polyethylene-like Polymer", Macromolecules 43, (2010)9384-9393.

4. 山本 隆, "高分子の核形成と結晶成長の分子動力学シミュレーション", 日本結晶成長学会誌 37, (2010) 50-56 (総説).

5. 三根雅生, 浦上直人, 野崎浩二, 山本隆, "n-アルカン薄膜の構造形成における基板構造の効果", 高分子論文集 67, (2010) 198-202.

6. Y. Sakuma, N. Urakami, Y. Ogata, M. Nagao, S. Komura, T. Kawakatsu, and M.Imai, "Diffusion of domains on nanometer sized vesicle", Journal of Physics:Conference Series 251, (2010) 012036.

7. N. Urakami, J. Imada, and T. Yamamoto, "Simulation of Chain Length Recognition Observed in Formation of Inclusion Complex", Comput. Phys. Comm., 182, (2011) 240-242.

8. 野口威照,浦上直人,今井正幸,山本隆, "余剰面積の違いによるベシクルの形態変化シミュレーション", 高分子論文,67(10), (2010) 605-610.

浦上直人, "シクロデキストリンの包接化合物形成と分子認識―粗視化モデルを用いたシミュレーション―", 分子シミュレーション研究会,12(3), (2010) 34-37.

9. Masanori Maruyama, Yusuke Sakamoto, Koji Nozaki*, Takashi Yamamoto, Hiroshi Kajioka, Akihiko Toda, and Koji Yamada, "Kinetic Study of the II-I Phase Transition of Isotactic Polybutene-1", Polymer 51, (2010) 5532-5538.

10. Koji Yamada*, Hiroshi Kajioka, Koji Nozaki, and Akihiko Toda, "Morphology and Growth of Single Crystals of Isotactic Polypropylene from the Melt", Journal of Macromolecular Science, Part B Physics 50, (2011) 236-247.

国際会議等
1. T. Kurokawa, N. Urakami, K. N. Yaegashi, M. Imai, and T. Yamamoto, "Simulation of deformation of microemulsion droplet", International Symposium on Non-Equilibrium Soft Matter 2010, (2010) 39.

2. N. Urakami, I. Noguchi, M. Imai, and T. Yamamoto, "Simulation of Shape Transformations of Lipid Bilayer Vesicles", ISSP International Workshop on Soft Matter Physics, (2010) 77.

学会・研究会等
1. ○山本 隆, 「高分子結晶の核形成と成長過程のモレキュラー・ダイナミクス」 (高分子基礎物性・高分子計算機科学合同研究会;東京)(招待)

2. ○山本 隆, 「らせん高分子(iPP)結晶化のモレキュラーダイナミクス: 分子動力学シミュレーションによる直接観察 」 Polymer Preprints, Japan Vol. 59, No. 1, (2010) 1109.

3. ○池本 一輝, 野崎 浩二, 山本 隆, 「薄膜系とバルク系における最安定構造と相転移 ―偶数n-アルカンの場合―」 Polymer Preprints, Japan Vol. 59, No. 1, (2010) 827.

4. ○三根 雅生, 浦上 直人, 野崎 浩二, 山本 隆 「固体基板上におけるn-アルカン薄膜の構造形成過程の分子動力学シミュレーション」, Polymer Preprints, Japan Vol. 59, No. 1, (2010) 828.

5. ○ 山本 隆, 「高分子過冷却液体の構造と秩序の発生ー分子動力学シミュレーションー 」, Polymer Preprints, Japan Vol. 59, No. 1, (2010) 1050.

6. ○丸山 真範, 坂本 侑佑, 野崎 浩二, 山本 隆, 山田 浩司, 梶岡 寛, 戸田 昭彦, 「アイソタクチックポリブテン1結晶のII-I相転移の加速メカニズム」, Polymer Preprints, Japan Vol. 59, No. 1, (2010) 1110.

7. ○佐藤 香野, 野崎 浩二, 山田 浩司, 梶岡 寛, 田頭 克春, 戸田 昭彦, 山本 隆, 「アイソタクチックポリプロピレンのα1相とα2相の構造形成」, Polymer Preprints, Japan Vol. 59, No. 1, (2010) 1111.

8. ○黒川 敬久, 浦上 直人, 今井 正幸, 山本 隆, 「高分子鎖閉じ込めによる球状ドロップレットの変形メカニズム」, Polymer Preprints, Japan Vol. 59, No. 1, (2010) 851.

9. ○野口 威照, 浦上 直人, 今井 正幸, 山本 隆, 「ベシクルの変形に関するシミュレーション」 Polymer Preprints, Japan Vol. 59, No. 1, (2010) 2010.
10. ○山本 隆, 「秩序構造形成過程のモレキュラーダイナミクス」, Polymer Preprints, Japan Vol. 59, No. 2, (2010) 3417.

11. ○三根 雅生, 浦上 直人, 野崎 浩二, 山本 隆, 「固体基板上におけるn-アルカン薄膜の構造形成解析:分子動力学シミュレーション」 Polymer Preprints, Japan Vol. 59, No. 2, (2010) 3012.

12. ○池本 一輝, 野崎 浩二, 山本 隆, 「n-アルカン多層膜の構造解析 −X線反射率法とX線散乱法による解析−」 Polymer Preprints, Japan Vol. 59, No. 2, (2010) 2879.

13. ○佐藤 香野, 野崎 浩二, 戸田 昭彦, 梶岡 寛, 田頭 克春, 山田 浩司, 山本 隆, 「アイソタクチックポリプロピレンのα1相とα2相の構造形成II −温度ジャンプアニーリングにおける構造変化」, Polymer Preprints, Japan Vol. 59, No. 2, (2010) 3013.

14. ○久戸瀬 由衣, 山本 隆, 「溶液結晶化によるナイロン6微粒子の生成 」, Polymer Preprints, Japan Vol. 59, No. 2, (2010) 3016.

15. ○黒川 敬久, 浦上 直人, 今井 正幸, 山本 隆, 「ドロップレットの形状変化における高分子鎖の影響」 Polymer Preprints, Japan Vol. 59, No. 2, (2010) 3117.

16. ○野口 威照, 浦上 直人, 今井 正幸, 山本 隆, 「ベシクルの形態変化メカニズムの解析−散逸粒子動力学シミュレーション」, Polymer Preprints, Japan Vol. 59, No. 2, (2010) 3116.

17. ○三根 雅生, 浦上 直人, 野崎 浩二, 山本 隆, 「固体基板上におけるn-アルカン薄膜の作成および構造解析―分子動力学シミュレーション―」, 第24回分子シミュレーション討論会予稿集, 24, (2010) 204-205.
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18. ○黒川 敬久, 浦上 直人, 今井 正幸, 山本 隆, 「高分子による油中水滴型ドロップレットの形状変化」, 第24回分子シミュレーション討論会予稿集, 24, (2010) 286-287.
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19. 野口 威照, 浦上 直人, 今井 正幸, 山本 隆, 「散逸粒子動力学法によるベシクル変形のダイナミクス」, 第24回分子シミュレーション討論会予稿集, 24, (2010) 294-295.
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20. ○吉田 隆寛,佐藤 香野,野崎 浩二,山本 隆, 「アイソタクチックポリプロピレンα2相の精密構造解析」, 第25回中国四国地区高分子若手研究会(OB01).

21. ○石村 史陽,野崎 浩二,山本 隆,水谷 容子, 「X線回折法によるアイソタクチックポリプロピレン成形体の配向評価」, 第25回中国四国地区高分子若手研究会(PB10).

22. ○中谷 俊克,池本 一輝,野崎 浩二,山本 隆, 「n-アルカン多層膜における多形制御と界面構造解析」, 第25回中国四国地区高分子若手研究会(PA11).

23. ○池本 一輝,野崎 浩二,山本 隆, 「有機分子薄膜のX線反射率法による構造解析」, 第25回中国四国地区高分子若手研究会(PB11).

24. ○三根 雅生,浦上 直人,野崎 浩二,山本 隆, 「固体基板上におけるn-アルカン薄膜の構造形成解析:分子動力学シミュレーション」, 第25回中国四国地区高分子若手研究会(PB12).

25. ○佐藤 香野,野崎 浩二,戸田 昭彦,梶岡 寛,田頭 克春,山田 浩司,山本 隆, 「アイソタクチックポリプロピレンのα1相とα2相の構造形成 −温度ジャンプアニーリングにおける構造変化−」, 第25回中国四国地区高分子若手研究会(PC10)

26. ○大森 啓政,野崎 浩二,山本 隆,白柳 真紀,西村 佳真, 「樹脂分散ワックスの相転移」, 第25回中国四国地区高分子若手研究会(PC11).

平成21年度研究業績